Brouwerij Malheur NV./マルール醸造所(ランツヘール醸造所) http://www.malheur.be/
1773年からランツヘールという名で稼働していた醸造所を買い受け、1997年にマールの名で再開した若い醸造所ですが、瞬く間に名声を高めました。 社長のマヌー・ド・ランツヘール氏曰く、イギリスの著名なビール評論家マイケル・ジャクソン氏(歌手とは別人)がここを訪れた際にも「NO.1!!」と誉め称えたそうです。 この醸造所のビールは、フランダース古来のビールと、ドイツの「ビール純粋令」に則って造られる2種類が柱となっています。
【マルールという名前の由来】 Malheurとはオランダ語で「不幸な時」(bad timing)という意味。 ただし結果オーライ的な、ポジティブなアクシデントの意味があります。 ランツヘール醸造所では、毎年ベルギー国内で喜劇的な結末につながる大失敗をした人にマルール賞という賞を授与しています。 輸入元 株式会社きんき より 東フランデレン州ブッヘンハウトにあるこの醸造所は、生前の「ビアハンター」マイケル・ジャクソン氏がここを訪れた際、「NO.1の醸造所だ!」と褒め称えたという逸話があります。 まさに「NO.1の醸造所」
実際伺ってみるとコンパクトで無駄のない設備、とてもセンスの良い外観・内観とゲストルーム、社長のマヌー・ド・ランツヘール氏のとてもあたたかい歓迎と旺盛なサービス精神、熱っぽくまた自信に満ち溢れた彼の醸造工程の説明とビールへのこだわり、そしてあの素晴らしいマルールビールシリーズ…。 愛好家はもちろん、ビールにあまり興味がない人でも楽しめそうなところです。
ビール文化の結節点 ド・ランツへール醸造所としての歴史は1997年からと新しいですが醸造家としての家系は古く、その昔ここがフランダース地方とゲルマン地方の境に位置していたため、それぞれのビール文化を尊重し、フランダース伝統のビールとドイツのビール純粋令に則って造るビールとの、基本的には2種類を柱として醸造しています。 さらにはシャンパーニュと同製法で造る「ビエール・ブリュット」で高い評価を受けています。これなどデゴルジュマン(澱引き)をするときには、わざわざシャンパーニュ地方までビールを運んでいっておこなう徹底ぶりです。 また内側をチャーした木樽で熟成させたビールをベースとした「ダーク・ブリュット」も素晴らしいものです。
「マルール」とは… ちなみに商品名「マルール」とはフランス語で「災難・不幸のタイミング」という意味の、あまり有り難くないネーミングなんですが、例えば「できちゃった婚」みたいなことで、前向きに考えてやっていきましょうという意味合いを含んでいるそうです。
|