Casa Agria Specialty Ales / カーサアグリア スペシャルティエールス
カリフォルニア州ベンチュラ郡にある混合発酵ファームハウススタイルエールと樽熟成ワイルド エールに焦点を当てた小さな醸造所です。カリフォルニアの多くと同様、ベンチュラ郡の畜産農工や農耕は、長年にわたってここのコミュニティの発展に重要な役割を果たしてきました。穏やかな気候と豊かな土壌により、年間を通じて数回の収穫が可能であり、ここでは最も貴重な資源の1つとなっています。こうした理由から、ファームハウススタイルは、暖かく乾燥した冬でも、穏やかな夏の日でも、収穫から次の収穫までの間、リフレッシュするのに最適なスタイルです。さらなる影響は、今日のカリフォルニアを形作った人々の食材や多様な文化的伝統にも見られます。
Casa Agria Specialty Ales is a small brewery focusing on mixed fermentation farmhouse style ales and barrel aged wild ales in Ventura County, California. Like much of California, Ventura County agriculture and farming has played a vital role in the development of the communities here throughout time. The mild climate and rich soil allows for several harvests throughout the year making it one of the most valuable resources here. For these reasons the farmhouse style is a perfect style to refresh during a warm dry winter and a mild summer day alike from one harvest to the next. Further influence is found in the food ingredients and diverse cultural traditions of the people who shaped the California of today.
Casa Agria Specialty Alesの始まりは、共同創業者であるエリック・ドリューとマイク・ウェヤントはオレゴン大学の授業で偶然出会い、同郷の縁もあって意気投合。 ビールの醸造が盛んなオレゴンで自然とクラフトビールに興味を持ち、最初の1年で市場に出回るビールのほとんどを試すほどクラフトビールの世界にのめり込んでいきます。 大学卒業後、建築デザイン会社に勤めながらお気に入りのビールを求める日々を過ごしていると、ホームブリュワーだった叔父から「ビールの醸造方法を学ばないか」と声をかけられ自家醸造を開始。
仕事をしながら毎週末、数年にわたり自家醸造を続け、次第に伝統的なスタイルよりもサワーや酵母を使った発酵に興味を持つように。そうして醸造したビールをコンテストにも出品し、ホームブリュワリーでありながら全米レベルで賞を獲得するようになると、周囲から「醸造所を造らないのか」と聞かれることが増えていきました。人々を魅了するビールを造り続け、やがて本格的に会社を立ち上げようと企画を開始。そこに熱狂的なビールファンであるライアン・エクスラインが加わるかたちで、ついに2015年カサアグリアが誕生しました。カサアグリアは地元の農場から醸造に使う材料を調達するため、農地の近くに醸造所が設けられているのもユニークな点です。創業当時はサワービール1種類でしたが、サワーが苦手なお客様のために構造が似ているヘイジーIPAの醸造を開始。受賞歴を持つホームブリュワリーとして始まったカサアグリアは、創業からわずか5年間でカリフォルニアで最も人気のあるヘイジーIPAと樽熟成のワイルドエールの生産者の1つに成長しました。