修道院の日常に飲まれる麦酒。香りも味わいも軽やかながらも日々飲み飽きのしないちょっとおしゃれな感じ。ロシュフォールの中で、最もアルコール度数が低く軽やかな飲み口です。ロシュフォールの麦酒はそれだけで味の完結がなされていると言われている事からも、食べ物とのマリアージュより麦酒そのものの味わいを楽しめるハイクオリティな1本です。
世界の12ヵ所のトラピスト修道院で造られるビールのひとつ。赤みがかった色で、フルーティーな後味が特徴。年間の醸造回数が限られており、生産量が極めて少ない。
ロシュフォール修道院の修道士たちは1899年にビールの醸造を始めました。その後の2つの世界大戦の影響を受けながら造られたビールが今日のロシュフォール6にインスピレーションを与えています。ドイツ軍は「ビールは0.8°より高い密度であってはならない」と定めましたが、例外として病人を対象としたビールは、最高5°まで認められていました。ロシュフォール6は病人向けのビールとしてスタートしたのです。7.5%という高アルコールにもかかわらず、ロシュフォール6は3つのロシュフォールの中で最もマイルドです。他の2つより優しめのボディですが、非常に独特な特徴があります。麦芽の香りがしっかりしていて、少しピリッとしたスパイシーさが感じられます。最初の一口は、ユニークなキャラメル味のビスケットのような味と軽い酸味があります。そして後味は、穏やかな苦味が他のすべてのフレーバーより勝り、滑らかでドライです。名前の「6」は、ベルギーの修道院醸造所が未発酵ビールの麦汁の量を測定するために使用した古いシステム上の数値で、初期比重が1060であることを表しています。(輸入元 小西酒造)