このビールは、元々、イタリアのクライアントの要請により造られました。
あまりの飲みやすさと心地よい風味に「デリリウム・トレメンス(ラテン語で"アルコール中毒による幻覚症状"という意味)」と命名。しかし、まだラベルがなかったため醸造所のオーナー、ジャン・デ・ラート氏はバイトに来ていた学生に「ビールをあげるからラベルを書いてこないか?」と打診。そして出来上がったラベルには、アルコール中毒をイメージしてピンクの象や踊るワニ、金色の鳥やドラゴンなどが描かれていました(なんてファンシー!)。※アルコール中毒になると、重度によって「ピンク色の象→踊るワニ→月を回るドラゴン→金色の鳥」の幻覚が見えてくるという逸話に基づいています。※ちなみに現在はピンクの象のみになっています。
こうして完成した「デリリウム」は著名なビール評論家からも「世界のベスト10」に選ばれ、世界を席巻し現在に至ります。
スルスルと飲みやすい反面、実は度数が強くて気付いたら酔っぱらってしまう名前通りのユーモアあふれるビールです。(輸入元 エバーブリュー)